ニキビやクラミジアを抗生物質ミノマイシンでしっかり治療する

ミノマイシンは、私たちが生活するうえで接触の危険がある様々な細菌に対して、生育するために必要なタンパク質の生成を阻害して増殖や悪影響を抑える効果のある抗生物質の一つです。

 

 

一般的な含有量のものを服用すると細菌の増殖や活動を抑え、症状を改善させることができますが、濃度の高いものだと細菌を死滅させる効果も持ちます。

 

 

以前は薬効の高さなどから非常に重用された抗生物質でしたが、繁用されたためにミノマイシン耐性を持つ細菌が増えきたことや副作用が大きいこと、これよりも効果が高く安全な抗生物質が開発されたことなどから、近年ではあまり処方されることはありません。

 

 

ただ、最近よく使用されている抗生物質に対して耐性を持つ細菌も増えてきており、この細菌による感染症の治療に有効だとして再び脚光を浴びるようになってきました。

 

 

よく使用されていた感染症としては、チフスや膿痂疹などの皮膚感染症の他、咽頭炎や気管支炎などの呼吸器系の疾患、泌尿器科や歯周病など様々なものが挙げられます。

 

 

また、クラミジアやニキビなどの治療にも有効で、特にニキビに関しては現在でも広く使用されています。

 

 

ミノマイシンの主成分は塩酸ミノサイクリンというもので、細菌の増殖に必須となるタンパク質の合成を邪魔する働きがあります。

 

 

私たちの体に侵入した細菌は細胞に寄生し、栄養を吸収して増殖します。

 

 

この栄養とはタンパク質のことですが、塩酸ミノサイクリンはこの吸収や合成を阻害します。

 

 

この結果、最近は増殖することが出来ず、時間の経過とともに寿命などで自然と数を減らしていき、やがて全て排出されて症状が治まることになります。

 

 

時間はかかりますが体の細胞などを傷つけることが無く、副作用がない安全性が最大のメリットと言えます。

 

ミノマイシンの服用方法

基本的な使用方法としては、成人であれば1日に100mgから200mgを数回に分けて服用します。

 

 

子供であれば1日に体重1kgあたり2mgから4mgの範囲内で数回に分けて服用します。

 

 

粉末で処方されることがほとんどですが、飲むのを失敗してのどの粘膜などに張り付いたままになると、潰瘍を引き起こしてしまうこともあります。

 

 

薬だけで飲むのではなく、必ず十分な量の水や白湯と一緒に飲むようにしましょう。

 

 

特に小さな子供は上手に飲むことができないので、大人がしっかり見守ってケアしてあげる必要があります。

 

 

また、副作用としてはめまいなどが挙げられます。

 

 

服用から間もない間は、高い場所で作業したり車やバイクなどを運転しないように注意しましょう。

 

 

もしこれらを行う予定がある場合は、服用する時間をずらすなど配慮が必要です。

 

 

ミノマイシンなどの抗生物質は時間をかけて細菌を減らしていく薬なので、処方された全ての薬を継続して飲みきることが重要です。

 

 

途中で服用を忘れると、血中の有効成分濃度が下がってしまい、せっかく数が減っていた細菌が再び活動を開始することになってしまいます。

 

 

血中濃度を常に一定に保つことが大切なので、飲み忘れや自己判断での中止をしないように注意しておきましょう。

 

 

万が一処方された量を飲みきらずに終えてしまうと、わずかに生き残っていた細菌が抗生物質に対する耐性を身につけてしまい、さらに強力な細菌となって増殖を始めることもあります。

 

 

こうなるともう一度ミノマイシンを服用したとしても効果が得られなくなり、迅速な治療が難しくなってしまいます。

 

 

結局自分が困ることになるので、症状が出なくなったからと言って自己判断で服用を中止するのは絶対にやめましょう。

 

 

症状や個人差などにもよりますが、薬はだいたい1週間から長いと2週間分ほど処方されます。

 

 

医師の指示にきちんと従い、全て飲みきるようにしましょう。