細菌感染症に使用する抗生物質ミノマイシンと耐性菌

ミノマイシンは抗生物質の一つです。

 

 

様々な種類の細菌、バクテリアに対して効果があり、そのため細菌感染症に対して使われる薬です。

 

 

今から50年以上も前にアメリカで化学合成された化合物です。

 

 

抗生物質を見つけたり、作ったりするのは言うほど簡単なことではありません。

 

 

細菌も生命体であることには違いはなく、細菌を殺す物質というのは私たちヒトにも悪影響があるかもしれないからです。

 

 

さらに、細菌のほうも一方的にやっつけられるばかりではありません。

 

 

耐性菌というのを効いたことがあるかもしれませんが、細菌が世代交代を繰り返すうちに、抗生物質に耐性を持つ菌だけが生き残り、次第にそのような菌が増えてくるために、初めのうちは効いていた抗生物質もそのうち効かなくなってくることがあるのです。

 

 

耐性菌のことはともかく、抗生物質を作るためには、できるだけ細菌だけに効き、ヒトには影響を与えないことが理想的です。

 

 

つまり、細菌の生きている仕組みと、ヒトの細胞の生きている仕組みを調べ、両者に違いがあればそこがターゲットになり得ます。

 

 

ミノマイシンはそういう薬で、細菌がタンパク質を作るのを阻害しますが、ヒトの細胞には影響しません。

 

 

タンパク質は様々な細胞の機能に関係していますから、作れなくなってしまうとその細胞は死んでしまうというわけです。