強い抗菌力のあるニキビの治療薬(内服薬)ミノマイシン

ミノマイシンは、ニキビ菌の殺菌から生物兵器に使われた事がある炭疽菌の治療まで幅広い抗菌スペクトルを有するテトラサイクリン系抗生物質であり、表在性と深在性皮膚感染症や 感染性腸炎、精巣上体炎、化膿性唾液腺炎などの治療に用いられています。

 

 

ミノマイシンの作用機序は、細菌のリボソーム内の30Sサブユニットと結合する事でタンパク質合成を阻害し、細菌増殖を抑制するタンパク質合成阻害剤です。

 

 

ミノマイシンの特徴としては、肝臓や腎臓、肺などの各臓器の患部への医薬成分の移行性が高く、抗菌力が非常に高く使い易い抗生物質です。

 

 

又、ドキシサイクリンに比べて生体内半減期が11時間〜22時間と個人差がありますが、テトラサイクリン系抗生物質の中では生体内半減期が長い為、通常1日4回服用していたテトラサイクリン系抗生物質ですが、1日2回と少ない事でテトラサイクリン系抗生物質の第1選択薬となるケースが多い医薬品です。

 

 

又、現在では徐放性の特殊製剤法マイクロスフェアを導入したジスロマックの様な放出調整材が市販化され、1日1回の服用で済むミノマイシンを含む医薬品もあります。

 

 

又、ミノマイシンは比較的耐性を獲得されやすい抗生物質であり、医薬成分が効かない耐性菌が出現しやすいので使用には注意する必要があります。